●香住沖海戦出前授業 香住小学校●

6月24日(金)香美町立香住小学校にて、『香住沖海戦~未来を生きる君たちに伝えたいこと~』出前授業を実施いたしました。
香住小学校6年生を対象に、1945年(昭和20年)8月14日、終戦の前日アメリカの潜水艦の魚雷攻撃に遭い、旧日本海軍の海防艦2隻が撃沈し56名の方が亡くなられた香住沖海戦について、今回は講師をまちづくり委員会吉川康治委員長が担当をしました。
戦争の悲しい歴史ではありますが、多くの方々の命が救われたことにもふれ、潜水艦がいるかもしれない海に船を出し救助に向かい、戦時中医療用品や食料も少ない中、看病や食事をもてなしました。
戦時下の中でも、当時の香住の町民は勇敢で人を思いやる優しい気持ちでたくさんの方々が助かった事を紹介しました。
また、香住の産業の発展や私たちの先輩方が慰霊塔建立に尽力した話や2013年より実施している出前授業などについて説明をいたしました。
さらに、生存者の方々や遺族の皆様との交流でお聞きした『感謝』の気持ち、香住っ子としての誇り、命の大切さ、そして『平和』とは何かを考えて欲しいと伝えました。
児童の皆様からは積極的な質問やたくさんの感想をいただきました。
これからも、地域を知り、人と人が助け合う気持ちをもって、平和な未来をつくり上げて欲しいと思います。